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船橋市中野木で瓦のズレと防水紙の破れを屋根葺き直しで健全に
船橋市 屋根葺き直し
【工事のきっかけ】
現在、空き家となっている貸し家の瓦屋根メンテナンスをお客様からご依頼されました。貸し家のご近所の方から「瓦のズレがある」と教えていただいたそうで、それが気になっていたそうです。状態によっては軽い屋根材への葺き替えも考えていたそうですが点検の結果、野地板のなどの下地も健全でしたので、屋根の葺き直しを行いました。瓦屋根の葺き直しと一部が無くなってしまった雨樋の交換も一緒に行っております。
基本情報
- 施工内容:屋根葺き直し
- 施工期間:8日間
- 築年数:27年
瓦がずれているということですが、確かに棟瓦が軽く弓形になっています。また、屋根の頂点の丸瓦(半丸形の瓦)とその下の熨斗(のし)瓦をまとめている銅線も緩んできており、はみ出してきている熨斗瓦もあります。ちょっと強めの地震が来たら、棟が崩れる可能性もあり、心配です。
他の屋根材にはない瓦屋根の利点として、瓦が簡単に取り外せることにあります(固定されている防災互などを除く)。瓦ののその下の防水紙や野地板をいつでも点検できるというのは大きな強みです。こちらも瓦を外して確認してみますと、防水紙の裂けを確認できました。交換が必要な状態です。
雨樋を見てみますと一部がなくなっていました。鼻隠しの部分に直角に曲げられた釘があるところを見ますと、雨樋は以前からこの釘に引っ掛けて固定されていたようです。こちらも補修が必要です。お施主様は状態によっては軽い屋根材への葺き替えを検討していたそうですが、瓦の状態とその下の野地板の状態が健全だということをお伝えし、屋根葺き直しをお薦めしました。
屋根の葺き直しはこれまで使用していた瓦を一度、撤去し、その下の防水紙や野地板のメンテナンスした後に再度、その瓦を葺いていく工事です。長寿命な瓦ならでは工事で、環境負荷も少なくエコなリフォームです。まずは棟瓦を解体・撤去し、その後屋根の平場(通常の瓦のが並べられている部分)も撤去していきます。瓦は再利用するので丁寧に運搬し、保管します。
瓦を取った屋根の様子です。土色というか砂色をしているのは瓦を葺く際に葺き土が使われているからです。葺き土は土に水分を加えて練ったもので、瓦の取り付け角を調整するのに用いられます。また、葺き土だけだと瓦が安定しないので、瓦の欠けたものも角度の調整に使われます。したがって、瓦屋根の瓦を剥がすと土の塊や瓦の欠片が出てくるのです。
これまで使用していた桟木(瓦を取り付けていた水平方向の棒)を取り外し、防水紙を敷いていきます。防水紙を葺き終わりましたら、新しい桟木を取り付けていきます。
桟木に沿って瓦を棟まで瓦を並べていきます。棟まで瓦を並べましたら、棟の取り直しを行います。これまでは葺き土と瓦を欠片を土台として熨斗瓦を積んでいましたが、今回は軽量なんばんを使用します。土台としても、漆喰としても使用できるもので、雨水に触れても葺き土のように流出してしまうこともありません。
熨斗瓦を重ねて、その上に丸瓦を載せて、銅線で束ねて固定します。これで瓦屋根の葺き直しは完成です。軽量なんばんを使ったことでちょっとだけ重量も軽くなりました。また、軽量なんばんは漆喰よりも水に強いと言われています。これで特別なことがない限り、10年以上は安心でしょう。
雨樋も全交換を行いました。雨樋を固定する金具を鼻隠しに取り付けて、そこに雨樋を固定していきます。今までは途中で途切れていた雨樋も健全なものになりました。
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